外国人にバカにされる日本の「働き方」
日本人の働き方の特徴として「かける時間の割に成果が伴っていない」場合が多いのではないでしょうか。
今回は外国人がおかしいと思う日本人の働き方にフォーカスしていきたいと思います。
残念すぎる生産性
2017年に日本生産性本部が実施した調査によれば、生産性に関して日本は先進7カ国の中で、なんと最下位だったそうです。給料も今や先進国の中ではかなり低い方になってきています。
日本の生産性が低い要因として、
- 稼いでいない
- 社員数が多すぎる
- 時間をかけすぎている
この3つがあると言われています。日本は人と時間をかけている割に稼げていないという最悪に近い現状だと言えます。
働き方の効率が悪すぎる
次に日本人はやらなくてもいいことに取り組み、結果的に仕事量を増やしているということがあります。
よくある事例として、
- 社内会議の資料を作り込む
- 会議資料を参加者全員に印刷し配布
- そもそも無駄な会議
などがあります。外国人からしたら何をやっているか意味がわからないそうです。
本来は内輪の会議用であれば面倒な資料づくりなど一切せず、企画内容や課題の要点を箇条書きにしてメールで送れば良いだけのことです。添付資料が必要な場合などでもメールや文書共有システムで配布すれば済みます。
このペーパーレス化の時代に紙を使うなんて経費の無駄遣いに他なりません。
さらにいえば無駄な会議の多いこと。これは職場だけでなく学校などでも見られます。意味がわからない議題に対して、時間いっぱい話し合おうというのが私の学校でもありました。
日本の会議の多くはブレーンストーミングのようなダラダラとした話し合いの場になることが多く、時間の無駄です。
話し合うべき課題を明確にして短時間で行うことが学校教育の現場から必要なのではないでしょうか。
体調不良だろうと意地でも休まない
休まないというのは日本人特有の「迷惑をかけてしまう」「休むのはいけないこと」という考えの表れかもしれません。
欧米では少しでも体調が悪ければすぐに休暇を取ります。それがプロとして実力を発揮するために重要なことであり、自分をうまくマネジメントなりコントロールできるということの証明と考えられているからです。
しかし日本人は”体調が悪くても頑張ることは素晴らしい”と考えるので、コンディションお構いなしに仕事をします。その結果が過労死や過重労働を起因とする自殺者が多いことと関係があるのではないでしょうか。
まとめ
無駄な苦労を美徳と考える日本人は、あえて作業ステップを複雑化させることで仕事を一生懸命している風に見せかけます。
このような意味がわからない働き方をしている日本人のことを、海外の人たちのなかには「頭がおかしいのでは‥‥」とあざ笑う人もいるそうです。
近年増えてきているフリーランスやノマドワーカーをはじめ、少しずつ変わる兆しが見えてきている日本の働き方。
この変わりゆく時代において、個人も企業も働き方も変えていくべきではないでしょうか。